【2022.10.26 カナダ・オンタリオ滞在】Burdock Kensington Market

Kensington_Market

 朝イチでハミルトンを出て、トロントへ向かいます。ケンジントンマーケットという、まあその名の通りのマーケットです。トロントはNYCLAに比べて人々の主張がそこまで強くないというか、歩きながら大声で何か主張している人や街中や電車、スーパー等で手持ちのスピーカーから大音量で音楽を鳴らしている人もあんまり見かけません。でもケンジントンマーケットはそんな雰囲気のある、なんというか下町感バリバリの活気あるマーケットです。でもちょっと洒落たレストランなんかもでき始めてこれから面白そうです。そんなケンジントンにある公園の向かいに何やら工事現場があり、どうやらここがBurdockの新ブルワリーのようです。

Burdock_Kensington_外観

 表で待っていてくれたMattに案内されて中へ。ここはポルトガル系の家族で経営していた食料品のほか衣類や雑貨なども扱う大きめの小売店だったようです。そこの一階フロアをぶち抜いて地下と繋げ、地下からタンクが生えて地上に頭を出しているような形です。で、公園側の入り口のあたりにボトルショップスペースを設け、ここで少し飲めるようにするそう。地下に降りると普通に工事中なんですが、結構広く大きいです。

 ブルワリーのスペース的にはGodspeedと同じか少し広いくらいかな?ブルーハウスは4,000L仕込みでファーメンター8基とBBT2基は8,000LGodspeedよりやや大きくBellwoodsよりは小さい規模です。設備は全てKonig社製でmade in BC。セミオートになってだいぶ効率が上がるっぽいです。しかし今の1,000Lの設備からすると随分と大きなジャンプアップだなと思いましたが、すぐにフル稼働させるとかではなく、しばらくスローペースで回していくみたいですね。なんせ現在年間200仕込みやっているので、週一回仕込んでも今と同じ量。毎回ダブルバッチをやったとしても倍程度。そう考えると合理的な拡張ですね。高いお金をかけたというお湯と水のブレンダー、これが良いんだと説明してくれたスリット上の排水溝など、随所にこだわりが見られます。小さいながらもラボも備えており、品質向上にも期待が持てますね!というか、あの小さな設備で年間200仕込みもやっていてよくあんなに繊細なビールを作れるなと思っていたんですが。

 で、屋上に上がれるというので上がってみると、公園やマーケットが一望できるいい眺め!ここでも飲めるようにしたいんだとか。まあしばらく忙しいんでしょうけど、落ち着いたら日本に来るんやでと約束して私は空港へと向かったのでした。ケンジントンマーケットの街の活気と相俟って、いいスポットになりそうですね!

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