USA滞在記 余談編

LA編に行く前にちょと余談を。今回アメリカに行っていくつか気づいたことがありました。
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一つ目はマスク事情。日本でたまに「アメリカではもう誰もマスクなんかしていない」なんて言説を耳にしますがこれ少し違いますね。「繁華街やトレンドエリア及び観光地では誰もしていない」というのがより正確なのかな。オフィス街は行っていないのでよくわかりませんが同様な気がします。

僕はというと、NYCでもLAでもマスクが手放せませんでした。何故かというと商用や観光でアメリカに行く人や現地駐在の日本人と違い、主な移動手段が公共交通機関だったからだというのが大きいです。11日の滞在で配車アプリの使用は2回だけ、あとは全部バスと地下鉄です。公共交通機関では今でも「マスク着用」のサインが出ていますし地下鉄で6割以上が着用、バスだと8割以上、乗客全員マスク着用していることも珍しくないです。ブルックリンのトレンドエリアをノーマスクで闊歩する若いおしゃれな白人が地下鉄の入り口階段を降りる際にサッとマスクを着用する、なんていうのも何度も目にしました。

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LAでバスを利用する際マスク着用について運転手から2回注意されました。1回目は乗り込む時にうっかり忘れていた時、2回目は鼻が出ちゃってた時。バスについて付け加えるとNYCのバスでは東アジア系を狙ったヘイトクライム防止の公共広告が繰り返し流れていました。パンデミックが東アジア系を狙ったヘイトクライムのきっかけとなったことを考えると、アメリカの公共交通機関でノーマスクで通そうなんて思えませんでした。

では繁華街やトレンドエリア、公共交通機関以外はどうか。僕はブルックリンではWilliamsburgからバスで30分ほど南下したFlatbush〜East Flatbushのあたりに滞在していましたが外でマスクしている人もそれなりにいました。ちなみにこの辺りの住民はほとんどがアフリカ系(カリブ系)ですがお年寄りは半数以上が、若者も1割くらいはマスクしてたんじゃないかな。それと、このあたりのレストランというか食堂のほとんどは未だにNo Diningの持ち帰りのみの営業でした。あと、エリアを問わずスーパーなんかの店内ではマスクをする人の姿もよく見ました。

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二つ目は街中のゴミ箱。日本でも20年以上前までは街中の至る所にゴミ箱が設置されていましたが今では駅のゴミ箱すら減ったまま、街中には一つもありません。街中からゴミ箱が消えたきっかけは9.11のテロ及び後続の欧米各地でのテロ事件だったと記憶しております。しかしきっかけとなった当のNYCでも街中のゴミ箱は普通に復活しています。これはどういうことなんですかね?テロのリスクは今でもNYCの方が日本よりも断然高いと思いますが。

日本の街中にゴミ箱が復活しない本当の理由は他のところにありそうです。そしてそれはコロナ禍で早まった終電がいつまで経っても元に戻る気配がないことと共に、縮小する日本経済と相関関係がありそうな気がしています。

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